親の介護が始まったとき、誰もが最初に感じるのは「この先、どうなるんだろう」という不安。
そして、介護生活が続いていくうちに、**じわじわと家計を圧迫してくるのが“お金の問題”**です。
「介護保険があるから、費用はそんなにかからないでしょ」
「まだ自宅で介護しているだけだし、大丈夫だと思う」
…そう思っていたのに、気づけば月に数万円、年間で100万円近く出費していたというケースも珍しくありません。
この記事では、親の介護をしている家族の目線で、「介護にかかるお金のリアル」と「家計を守るために今できること」について具体的にお伝えします。
「気づけば毎月赤字…」介護費用はこうして積み上がっていく
介護費用には、わかりやすい“施設代”や“サービス利用料”だけでなく、**見落としがちな“生活関連費”や“隠れコスト”**がたくさんあります。
【主な出費項目】
| 項目 | 内容例 | 月額目安 |
|---|---|---|
| 介護保険サービス利用料 | 訪問介護・デイサービス・福祉用具レンタルなど | 約1~3万円(1割負担の場合) |
| 交通費 | 通院・買い物の送迎、付き添いなど | 約5,000~1万円 |
| 生活用品費 | オムツ・リハビリ用シューズ・着替えなど | 約5,000円〜1万円 |
| 食費(家族分も含む) | 介護者が家にいる時間が長くなると増加傾向 | 約2万〜3万円 |
| 医療費 | 介護とは別にかかる治療費・薬代など | 約5,000〜1万円 |
| 自費サービス | 整容ケア、ヘルパー延長、民間見守りなど | 人によって様々 |
毎月5万円程度の負担でも、1年で60万円、3年続けば180万円。
もし施設入所となれば、月10〜15万円以上の出費になることも珍しくありません。
「最初は大丈夫だったのに…」介護費用が増えていく理由
介護は、最初は“軽め”でも、時間とともに出費が増えるのが特徴です。
📈 支出が増えていく3つの主な理由
① 要介護度の上昇
要支援1→要介護3のように状態が進行すると、必要なサービスも増加し、費用も上がります。
② 時間の負担による「自費サービス」への依存
家族の介護時間が限界になると、訪問介護の追加や民間ヘルパーなど、介護保険外のサービスに頼る場面が増加。
③ 親が「介護うつ」や「せん妄」など二次的問題を抱える
精神的ケアや見守り強化の必要性が出てくると、想定外の支出が発生しやすくなります。
「介護保険があれば安心」は半分正解、半分間違い
確かに介護保険制度はありがたい仕組みです。
要介護認定を受ければ、訪問介護やデイサービスなどを1~3割の自己負担で利用できます。
しかし、介護保険には“限度額”があります。たとえば要介護2の方が使える限度は月約19万円(1割負担で約1.9万円)。それを超えた分や、保険対象外のサービスは全額自己負担となります。
しかも、次のようなものはすべて保険対象外です。
- 家の掃除(介護に直接関係ない範囲)
- 食材の買い出しや家族の分の食事作り
- 外出付き添い(通院以外)
- 理美容、ネイル、見守りのみの訪問 など
つまり、「日常生活のサポート」は意外と自費が多いのです。
こんなところにも!“見えない出費”のリアル
介護を続けていると、次のような“目に見えにくいお金”もかかってきます。
● 介護者自身の収入減
- 仕事を減らした・辞めた
- フリーランスや自営業の収入が不安定に
- キャリアの機会損失(昇進・転職断念)
● 家の改修費用
- 手すり、段差解消、スロープ設置
- トイレやお風呂のバリアフリー化
● 兄弟間の負担格差からくる“気遣い費”
- 遠方の兄弟に代わって交通費を負担
- 感謝の気持ちとしての支援金送金
こうした出費は家計簿にも記録しづらく、「なんでこんなにお金が減ってるの?」と後から気づくことも。
介護費用の不安を軽くするためにできること
✅ 1. 補助金や助成制度をフル活用する
介護に関連する補助制度は思った以上に多くあります。
- 高額介護サービス費(自己負担が一定額を超えた場合の払い戻し)
- おむつ代の助成
- 福祉用具購入・住宅改修の支給
- 介護休業給付金(会社員向け)
- 医療費控除(介護も一部対象)
ただし、これらは**「申請しないと受け取れない」**ため、情報を知らないまま損をしている人も多いのが現状です。
✅ 2. ケアマネや行政窓口で費用の見通しを相談する
「このままだと、あと何年介護が続いたら家計が破綻しそうか…」
そうした“ライフプラン視点”で相談できるのは、ケアマネや支援専門家の存在です。
費用だけでなく、「どう組み合わせれば負担を減らせるか」など、具体的な提案をもらえることもあります。
✅ 3. 家族で“お金の話”をタブーにしない
介護が始まると、「誰がどれだけ負担するのか」という話は避けられません。
特に兄弟姉妹がいる場合、早い段階で共有しておくことで、後々のトラブルを防げます。
- 親の貯金はどれくらいあるのか
- 年金や保険の収入はどれくらいか
- 毎月の支出をどう分担するか
これは決して“金の話”ではなく、「家族としての責任と安心」を守るための話し合いです。
ケアノアでは「介護とお金」の悩みもサポートしています
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📝 こんなご相談が多く寄せられています
- 「使える補助金を全部教えてほしい」
- 「お金の負担を兄弟にどう相談すればいい?」
- 「在宅介護と施設、費用はどれくらい違う?」
- 「仕事を辞めるべきか、続けるべきか…」
LINEで気軽に聞けるほか、必要なら書類サポートや制度の申請代行にも対応しています。
まとめ:介護にお金はかかる。でも、知っていれば守れるものもある
介護は、時間も体力も精神力も必要ですが、実は“お金”が最も消耗する資源かもしれません。
でも、お金の不安は「知ること」「相談すること」「共有すること」で確実に軽くなります。
「まだそこまでかかってないから大丈夫」と思っている今こそ、準備のタイミングです。
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